世界最大の墓、仁徳陵大阪府堺市、すっかり市街化したこの市域に、世界最大の規模を誇る仁徳陵がある。
上空から眺めた景観は、驚きの一語につきる。
宮内庁はこの雄大な前方後円墳に「仁徳天皇陵」の名を与えているが、疑問視する考古学者もまた一方にある。
平安時代に編纂された同延喜式』には、百舌鳥に仁徳・履中・反正天皇三代の陵墓があると説き、仁徳天皇陵墓の南に履中、北に反正天皇陵があると記している。
私は、この前方後円墳はやはり仁徳天皇陵であろうと考えている。
『日本書紀』には仁徳天皇六七年、河内の石津原に陵地を定めるといった記事があり、その死去が八七年、その間に実に二〇年の陵墓造営にあてうる期間がとれる形になっているからである。
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