過酷な環境で生き延びるために

昆虫の卵も必要とあらば、何年間も胚胎力のある状態のままとどまっています。

幼虫は一定の量の水が地面をうるおし、生きていくのに必要な植物の生長が保証されたときにはじめて艀化します。

多くの動物は新陳代謝をいちじるしく低下させ、硬直状態で乾期を切り抜けます。

だがまた、1年中活動状態をつづける動物も、乾期の間は人目につかない生活をします。

たいていは、日中、岩の割れ目や石の中に姿をかくして、暑さをのがれます。

夜になってはじめて外に出て食物をさがすのです。

朝にはまた姿をかくします。

砂にのこされた足跡だけが彼らがいることを教えてくれます。

生命の足跡

生命を探してもせいぜい、いくつかの微生物しかみつけることができない、砂漠や氷原のような荒れ地はたしかにあります。

だがそのような地域はまれです。

未経験の、あるいは忍耐力の足りない訪問者は、たとえ、比較的さまざまな動植物がみられる地域でも、砂と石以外にはほとんど何もみつけることができません。

植物はたいてい目立ちません。

一部の植物は自分が生えている場所のまわりの石と同じような外見をもっています。

別の種は、実りをもたらす雨が降ったあと初めて姿をあらわし、短期間だけ豊かに花を咲かせ、そのわずか後には、もう姿を消します。

それらの種子は地面の中で何ヵ月も何年も眠り、つぎの雨がきて、発芽をすることができるまで待つのです。

同じような周期を多くの昆虫ももっています。

キリンはどうして首が長いの?

キリンがすむアフリカ大陸のサバンナには、たくさんの動物たちがくらしている。

生存競争のはげしいサバンナを生きぬくのに、キリンの長い首は、どのように役立っているのだろう?

ひとつには、木の高いところにある葉や枝を食べられるということ。

キリンほど背の高い動物は、ほかにいないので、エサをめぐって争うこともなく、たっぷり食べることができる。

また、口の位置が高いと、遠くまで見わたせて、いちはやく敵を見つけだすことができる。

キリンの群れが逃げるのを見て、そこら中の動物たちがいっせいに逃げだす、なんてこともめずらしくない。

ところで、キリンの首には7個の骨がある。

首の骨の数は、人間もネズミも、ほ乳類はみんないっしょ。

キリンの場合、首の骨1個の長さが、特大サイズなのだ。

ヤモリは、なぜ壁から落ちないの?

日本にもいるヤモリはトカゲのなかま。

人間ならおっこちてしまうかべをかけあがったり、天井にはりついたまま移動することもできる。

そのひみつはヤモリの足の裏にある。

ヤモリの足の裏側は、ふつうのトカゲより広い。

指の裏側には横に走る細いうねがたくさんあって、そこには目には見えないくらいの細かな毛が何万本もはえている。

このしくみが足の裏とかべとのあいだにはたらくまさつ力を大きくし、すべりにくくするので、そこにふんばっていられるわけだ。

ヤモリがかべからおっこちないのは、こんなスゴイ足をもっているから。

その威力は表面がツルツルのガラスでも、ザラザラのコンクリートでも変わることがないというからおどろきだ!

ヤモリは、かべや天井を忍者のように移動し、エサになるカや羽虫に近づくと、目にも止まらぬ早わざでパクッ!とくわえて食べてしまう。

ヘビはどうやって前に進むの?

ヘビが前へ進む方法は、4種類ある。

いちばん多いのは、地面のでこぼこや小石などにからだをおしつけながら、くねくねと進む方法だ。

ふたつめは、シャクトリムシと同じように、からだをのびちぢみさせる方法。

3つめは、からだをのばしたまま波うたせて進む方法で、からだの太いニシキヘビなどにみられる。

最後に、砂漠にすむヘビによくみられる、からだをちぢめたまま、飛びはねるようにして、ななめに進む方法がある。

ヘビのからだは、全身がしなやかな筋肉でできている。

そのため、自由自在にからだをくねらせることができるのだ。

また、ヘビの腹をおおう「腹板」とよばれるウロコが地面にひっかかり、すべり止めになって前へ進むのを助ける。

川や道路が曲がりくねったようすをあらわす「蛇行」という言葉は、くねくねと進むヘビの姿から、うまれた言葉だ。

ネコのヒゲを切ったらどうなるの?

ネコはヒゲを使ってまわりのようすを調べる。

ヒゲの根元の部分には、神経がたくさん集まっていて、ヒゲにあたった物の気配を、敏感に感じとる。

そうして、物とのきょりや、左右のはばなどを正確につかむ。

このように、ネコはヒゲを触覚の器官として使うので、せまくて真っ暗なすきまも、かんたんに通りぬけることができるのだ。

こんな大切なヒゲを切ってしまったら、もうたいへん!

カンがくるって、ネコはふつうの生活ができなくなってしまう。

いくら、ねこなで声であやまっても、ゆるしてもらえないだろうね。

また、ネコの気もちや体調は、ヒゲを見ればよくわかる。

ヒゲがピンと横にのびているのは、元気で気分のいいとき。

パッと広がったときは、興奮してドキドキしている。

だらりとさがっているのは、元気がないしるし。

ネコのことを知り、なかよくなるためにも、やっぱりヒゲは大切だ。

ダックスフントはなぜ足が短い?

ダックスフントという胴長のイヌを知ってる?

ダックスフントは、もともとは畑をあらすアナグマを狩るために、ドイツ人の手で改良されたイヌ。

「ダックス」はアナグマを意味することばだ。

狩りの獲物となるアナグマやノウサギは、せまくて奥の深い巣穴を地中に掘る。

その巣穴にもぐりこむには細長い筒のような体型がぴったりだ。

そこで、胴をもっともっと長く、足はもっともっと短くなるよう改良を重ねた結果、胴長短足でおなじみのダックスフントにたどりついたのだ。

こんなふうに、イヌの品種を改良して、人間生活に役立てようとするこころみは、むかしからさかんにおこなわれてきた。

イヌは人間にとって、身近でたのもしいパートナーなのだ。

イッカクの角は、実は牙

北極海にすむイッカクは、大きさが5メートルくらいのクジラのなかま。

頭からはえたようにみえる1本の長い「角」をもっていることで有名だ。

じつはこれ、オスの左側の歯がのびたもので、角ではなく「牙」。

長いものでは3メートルにもなり、まれに左右2本あるオスもいるという。

この牙、オスのシンボルで、なわばりやメスをめぐってオスどうしが争うときに使われるらしい。

その証拠にほかのオスの牙が折れてささったイッカクのオスが見つかったこともある。

むかしの人はイッカクの牙を見て、伝説上のユニコーン(一角獣)のものにちがいないとおどろいた。

たしかに、ユニコーンの角をイッカクの牙そっくりに描いた絵がたくさん残されている。

人魚は本当にいるの?

人魚は上半身が人間で下半身が魚という伝説上の生きもの。

もちろん実際にはいない。

でも、昔はそんな人魚を探しもとめて世界中の海を探検する人もいた。

そんなときジュゴンをはじめて見た人たちは「これこそ人魚だ!」と思ったらしい。

ヌボーっとした顔だけれど、胸びれの骨のつくりは人間の手の骨とよく似ていて、手を合わせたり、広げたりするしぐさは、たしかに人間のようだ。

ほかに人魚に似ているといわれる動物では、ジユゴンのなかまのマナティーがいる。

ジュゴンは大きさが約4メートル、アマモという海草をエサにして、熱帯地方の浅い海でくらしているほ乳類。

人間がジュゴンの肉や脂肪をめあてにさかんに猟をしたので、その数は大きくへってしまった。

現在、日本の近海では南西諸島にわずかにいるだけ。

国の天然記念物として大切に保護されている。

商品群

敗戦5年目にあたる昭和25年、経済界で注目すべきことは・・・
いわゆる「朝鮮戦争特需」による戦後経済の復興と、前年からひきつづいた各種生活物資の配給や価格統制の撤廃でしょう。
24年から25年にかけて、米や砂糖など、一部のものを除いて、木炭、出版用紙、魚、パン、牛乳、タバコ、みそ、しょう油など・・・
これらの生活物資がぞくぞく自由販売となり、これらの商品が市場に出回るようになりました。
それにつれて、一般消費財の広告もまた活発化してくるのです。
そんな商品群のなかに、避妊具や避妊薬もはいっていた。

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